人生を楽しむための食

ストイックなだけではない、本格的エンターテインメント。それが、櫻山の考える食。食材のあふれる命の力を、そのままお届けしたい。だからこそ、「取り寄せ」ではなく、「来訪」をお勧めしています。食を楽しむことは、命を楽しむこと。あらゆる世代で共感できる、命を支えるエンターテインメントを、まじめに、真剣に、追及していきたいと考えています。

地産地消

地産地消とエンターテインメント

四里四方のものを食べていれば病気はしない。昔から、そう言われてきました。それよりも遠くのものを手に入れるために馬を走らせたことから「御馳走」という言葉が生まれたのだ、と。現代は、馬どころか飛行機までつかって、地球の裏側から様々な食材を取寄せ、私たちの食生活は維持されています。もちろん、都会には、四里四方に食べ物がないのかもしれません。

私たちは、「今、ここにある最高のもの」を提供したいと考えています。都会の人には、ここまで走ってきていただきたいのです。ここには、「田舎」という御馳走が待っています。山の尾根や谷には、見たこともない山菜やキノコが自生しています。日本海の荒波の下には、おいしい海老や蟹が隠れています。渓流には、天然の鮎が棲んでいます。畑には、無農薬の野菜があります。いずれもが、濃厚で、甘く、力強いうまみを持っています。それらは、生命力そのものの味なのかもしれません。

収穫されてからも生きている食材は、都会のキッチンへ運ばれる間に、みるみる命の力をしぼませていきます。是非、この場で、取れたての生命力あふれる食材を食べてみてください。私たちは、食のライブを提供したいと考えています。

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地物の 新鮮な蟹を目の前でさばき、刺身に、しゃぶしゃぶに、焼き蟹に、その身を甲羅焼きの蟹味噌にからめて。とれたてのうまみを、心ゆくまで召し上がっていただきます。

朝掘りの根曲がり竹を、そのまま炭火で炙り、外皮を剥いて、ほくほくの中身を召し上がっていただきます。左党にはたまらない逸品です。

食・文化

食と文化

食べることは、生きる上での基本であり、とても動物的な行為です。しかし、人間は、知性があるからこそ、そこに約束事を設け、その上で楽しみ、遊ぶことができます。食をとりまく様々な要素、料理はもちろん、場所、器、設えなどを含めて楽しむことは、人間ならではの知的で高度な遊びではないでしょうか。人と人が、素のままでつながることのできる、食の力の偉大さには、本当に驚かされます。

そして、食事と健康の関係も忘れてはならないと思います。食事を提供する者として、食の改善が、人々の生活と健康の改善につながると考えています。私たちは、食育活動にも積極的に参加しています。女将はボランティアとして多くの小中学校で食育活動を行なっています。今後は、さらに活動範囲を拡大するために、NPO化を目指しています。また、カフェのキッチンでも、マクロビオテックの教室を開催する予定です。

食は、知的なエンターテインメントであると同時に、人々の命を支える大切な文化なのだと、私たちは考えています。

常に「もっと美味しい食べ方はないだろうか」と考え続けています。ですから一度きりのお料理も多いです。素材の探求も怠りません。見た目は前の日と同じでも、素材が進歩すれば全く別のお料理に変わります。

素材を吟味すれば美味しいのは素材の力。料理人は召し上がる方に、驚きや喜びを感じていただけるように、全知性をかけて日々努力いたします。